運動の常識・非常識~健康カプセル!ゲンギの時間2015年4月19日放送~
ムダを省いて効率アップ!
運動の新常識を教えます!
◎筋トレの常識・非常識
今回は、
腕立て伏せ
腹筋
スクワット
の3つの筋トレの正しい方法を学びましょう。
腕立て伏せは、
猫背や肩こりなどの改善に、
腹筋は、
腰痛やウエスト周りの引き締めに、
スクワットは、
足腰を強くし、転倒による
けがの予防につながると言います。
<腕立て伏せ>
(1)手は肩幅より手のひら一つ分外に出し、
指先は少し外側に向けるようにします。
(2)床と身体がすれすれになるくらい、
10回体を沈めましょう。
この時背中を丸めないよう、
全身が一直線になるように意識しましょう。
腕の筋力に自信がない人は
ヒザを床につけて行いましょう。
その場合、手は肩より前に置きます。
上体を沈めるときにはやはり
全身が一直線になるように気を付けましょう。
さらに!
筋トレ全般のポイントとして
呼吸法があります。
人間は息を吐くと力が出やすいため、
腕立て伏せの場合は
上体を上げるときに息を吐くようにしましょう。
※息を止めると力んで
血圧が上昇する恐れもありますので、
呼吸は絶対に止めてはいけません。
<腹筋>
腹筋を効率よく鍛えるためには、
上体を起こす角度は30度です。
角度を意識しながら行いましょう。
(1)手は胸の前で組み、
アゴを引いておへそを見るようにしましょう。
(2)息を吐きながら、
背中を丸めるように起こします。
(3)ヒザは90度ほど立てましょう。
伸ばしたまま行うと腰痛の原因に
なることもあります。
<スクワット>
スクワットでポイントとなるのは
腰の落とし方です。
(1)手を腰に当て、足を肩幅に開きます。
(2)椅子に腰かけるようにお尻を下げます。
上体は少し前かがみに、
背中とふくらはぎが平行になるように
イメージしましょう。
(3)ヒザを曲げる角度は90度です。
(4)足をぴんと伸ばすと筋肉が休んでしまい
十分な負荷がかからないので、
ヒザは伸ばしきらず
曲げておくことが大切です。
◎ウォーキングの常識・非常識
ウォーキングの常識として知られている
20分ウォーキング説。
これは20分以上運動を継続しないと
脂質燃焼へ切り替わらないことから
言われるようになりました。
しかし!
最初の10分を糖質が燃焼しやすい
筋トレに置き換え、
そのあとウォーキングを始めれば、
歩く時間は10分からでOKです!
ウォーキングの最大のポイントは
歩くペースです。
目安にするのは【心拍数】。
≪220-年齢×0.6=目安の心拍数≫
という数式で、
自分の目安を出してください。
心拍計が無い場合は、
ウォーキングを一定の速度で行い、
3分程度歩いたら立ち止まって
1分間手首の脈を計ります。
その脈拍数が計算した値になるように、
歩くペースを調整しましょう。
心拍数を上げる方法は、歩幅を大きくする事です。
(1)歩幅を大きくするには
胸をひねるような動きが必要不可欠です。
意識して腕もふるようにしましょう。
(2)かかとから着地し、
しっかりと蹴り上げましょう。
<目的別運動プラン>
●筋力アップタイプ
食前に筋トレ +
空き時間にウォーキング。
●脱メタボタイプ
食後に筋トレ ⇒ ウォーキング
両タイプとも
まずは週2回から始め、
慣れてきたら
筋トレは紹介した3つをそれぞれ3セット週2回、
ウォーキングは週5回程度行いましょう。
長時間のウォーキングは効率が良くありませんが、
気分転換などには良いでしょう。
ただし同じ部位を酷使することもあるため、
ケガには注意が必要です。
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