2019年1月20日放送「健康カプセル!ゲンキの時間」の
内容をまとめてみました!
◎ヒートショックの恐怖
<ヒートショックの原因「急激な血圧の変動」>
例えば、お風呂に入ろうと
暖かいリビングから脱衣所へ行き、
急な寒さを感じると、
身体から熱を逃さないように血管が収縮し、
血圧が上昇します。
ところが!
湯船に浸かると血管が緩んで血圧は急降下。
こうした寒暖差による血圧の大きな変動が、
ヒートショックの原因となります。
また!
トイレや廊下などでも
ヒートショックは起こり得ます。
暖かい部屋からトイレに行くと、
寒暖差で血圧が急上昇。
排便時にいきむと、
血圧はさらに上昇します。
一方!
排尿は急激な血圧低下を招きます。
<血圧の乱高下が心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす>
急な血圧の上昇は、血管にダメージを与え、
最悪の場合血管が破れてしまう事もあります。
大きな寒暖差が血管の破れを招き、
脳出血などのリスクが高まるのです。
また!
血管が破れずともダメージが蓄積されると、
動脈硬化を引き起こし血栓が
できやすくなります。
その血栓が強い血流に押し出されると、
心臓や脳で詰まる可能性も。
つまり!
血圧の乱高下が、
心筋梗塞・脳梗塞のリスクを
高めてしまうのです。
■対処法■
室温18℃を下回る家で生活を続けると、
心筋梗塞や脳梗塞、高血圧などの
リスクが高まるという研究結果があります。
そのため!
廊下やトイレにも暖房器具を置くなどして
暖かくしましょう。
また!
血管にダメージを与えないためにも、
できるだけ温度差を少なくし、
暖かい生活を送る事が大切です。
洗濯物を干す時など、
ちょっと外に出る場合も
上着を着るなどしましょう。
◎熱いお風呂は、心筋梗塞・脳梗塞の元
血管内には、
血栓を溶かす働きのあるt-PAと、
血栓を大きくするPAI-1が
分泌されていますが、
熱いお風呂に入るとPAI-1が
増えてしまいます。
このPAI-1は、
血栓を作るばかりか
t-PAの働きを妨害し、
血栓を大きくするので、
心筋梗塞・脳梗塞のリスクを
高めてしまいます。
■対処法■
お風呂は、
少しぬるめの41℃以下を心がけ、
入浴時には足元から
かけ湯を行いましょう。
◎イライラで心筋梗塞・脳梗塞に!?
イライラやプレッシャーを感じると、
血圧が上昇するだけでなく、
血液中に「フィブリン」と呼ばれる
血栓の元が生まれ、
血液の流れが悪くなってしまいます。
フィブリンは、
1時間ほどで徐々に消えますが、
日常生活で繰り返し
イライラやプレッシャーを感じると、
やがて澱のように溜まり、
大きな血栓になる可能性もあります。
■対処法■
イライラした時は、
まず深呼吸を行いましょう。
自律神経が整い、
血圧を下げフィブリン発生の
予防につながります。
また!
フィブリンには納豆がオススメ。
納豆に含まれるナットウキナーゼが、
直接フィブリンを溶かしてくれます。
(※ワルファリンカリウムを含む
抗凝固剤を服用中の方は、
納豆を控えてください)
◎腸内細菌と動脈硬化の意外な関係
腸内細菌の
「リポポリサッカライド」と
呼ばれる悪玉菌が、
血管に炎症を起こして、
心筋梗塞・脳梗塞の原因の一つである
「動脈硬化」を悪化させる
と言われています。
■対処法■
このリポポリサッカライドに対抗するのが
「バクテロイデス」。
最新の研究で、
バクテロイデスの量は、
健康な人では多く、
心筋梗塞などを発症した人は
少ないという事が分かりました。
つまり!
この腸内細菌が多い人ほど、
動脈硬化になりにくい可能性があるのです。
バクテロイデスを増やす唯一の方法は、
「食物繊維を摂る事」。
心筋梗塞・脳梗塞を予防するためにも、
食物繊維をしっかり摂りましょう。

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